メガネとヘッドホン

人の生理学的機能を上手く取り込んだ製品の代表は【メガネ】です。
目の水晶体は目から取り入れた光の画像を屈折させて網膜にうまく焦点を合わせる働きがあります。
しかし近視や遠視ではこの水晶体での焦点が上手く合わなくなった状態です。
画像がぼやけて読めないことになります。
そこでメガネレンズの登場です。
このメガネレンズにより水晶体からの画像を網膜にうまく合うようにするのです。
このことは皆さまはよくご存じのことと思います。

さてヘッドホンではどうでしょうか?

聴くということは耳介で集めた音を上手く鼓膜へ届いた結果、脳の聴覚中枢が音として認識されるということです。
目に例えれば水晶体は耳介にあたり、網膜は鼓膜にあたります。

しかし従来のヘッドホンではこの耳介の機能が全く研究されずむしろ無視されてきました。
その結果スピーカーの改良やコードの素材(例えばOFCの使用など)は著しく進歩しましたがなんだか音や音楽が頭の中で鳴る「頭内定位」については全くと言っていいほど解決されていません。

ここで耳介機能に照準をあてその機能を取り入れたのがフロントソニックヘッドホンです。